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今年も、雨、雨、雨(三連!!!)でなかなか梅雨があけないなぁ。
うちの近所の野川の水は、この程度だが、 普段 野鯉が、ゆるりと泳ぎ 水鳥が
のんびりとエサを啄んでいる。晴れた日が続けば、川はカラカラにもなる。
いやー呑気なことを言っている場合ではない!
各地で甚大な水害が起きているというのに・・・
「被害にあわれた方々 お悔やみ申し上げます」

ずいぶん昔のことにはなるが、たしか私が小学5年生ぐらいの頃だった。
私の母の実家 島根県大原郡加茂中も やはり豪雨に見舞われ、近くを流れる
古代出雲神話『スサノオノミコトとヤマタノオロチ伝説』の舞台でもある
斐伊川が 増水し、土手が決壊した!天井川ということもあり、川より低地にあり
街や田畑が冠水!家が、まるごと流される被害にあったことがあった。
それ以前は、年に2~3回 母の里帰りに連れられて行き、その斐伊川で 
従兄弟たちと 無邪気に遊んでいたものだ。
母の実家の家族7人は、運良く 命は助かったものの 避難所生活を余儀なくされた。
その翌日だったか、TV(ローカル放送)で、その避難所の様子が流れ、従兄弟が、
TVに映しだされた。すると な・なんと、嬉しそうに手を振っているではないか・・・
私の母方の親戚は、こんなことがあっても何故かへんに明るい。
母は、かなり心配をして 何度もお見舞いに行ったものだ。
私も1回だけ一緒に行った。なにもかも物を失った親戚に、食物・服や下着・
思い出の写真などを持参した覚えがある。
その後 斐伊川は、護岸工事も施され、母の実家も建て直しはしたが、親戚の苦労は
並大抵なものではなかったと思う。